大阪公立大学でシステム障害が起き、
個人情報が流出した恐れがあると報じられています。
在学中の方や卒業生、ご家族が通っている方は、
何に気をつければいいのか不安になりますよね。
結論から言うと、少なくとも13万人分の情報が対象の可能性があり、流出したかどうかは調査中です。
まだ「流出が確定した」わけではありません。
ただ、備えは早いほど安心です。
この記事では、10月5日までに大学の発表や報道で分かっていることと、
今すぐできる対策を5つに整理します。
- 攻撃の経緯と、流出の恐れがある情報の種類・人数
- 対象になりうる人の範囲(旧大阪市立大・旧大阪府立大を含む)
- 授業・入試・病院への影響と、復旧の見通し
- 今すぐできる個人情報の守り方5つ
大阪公立大のサイバー攻撃で分かっていること
障害の発生から公表までの流れ
大学のシステム障害が起きたのは、10月2日の未明です。
その後、10月5日に大学が会見を開き、
身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」によるサイバー攻撃を受けたと明らかにしました。
ランサムウェアとは、パソコンやサーバーのデータを勝手に暗号化し、
元に戻す代わりにお金を要求する不正プログラムのことです。
今回は、約500台のサーバーがすべて停止したと報じられています。
一部のデータが改ざんされた形跡も確認されています。
大学の各種システムが使う仮想化基盤に不正に侵入されたことが原因とされています。
流出の恐れがある情報の種類と人数
流出した恐れがあるのは、少なくとも13万人分の個人情報です。
報道によると、氏名・住所・メールアドレスのほか、
携帯電話番号や学生証の写真などが含まれるとされています。
ただし、実際に外部へ流出したのかどうかは、
10月5日の時点では調査中です。
「保管されていた情報が危険にさらされた可能性がある」という段階だと理解しておきましょう。
流出が確認されたわけではありません。調査結果は変わる可能性があるため、必ず大学の公式発表で最新情報を確認してください。
対象になりうる人の範囲
対象となりうるのは、在学生と卒業生です。
大阪公立大学に統合される前の学生も含まれています。
- 旧大阪市立大学:1995年以降の学生
- 旧大阪府立大学:2005年以降の学生
つまり、すでに卒業して何年もたっている人でも、
情報が保管されていた可能性があります。
「もう関係ない」と決めつけず、念のため確認しておくと安心です。
情報が漏れた可能性があるときは、アカウントの守りを固めておくと安心です。
たとえば、パスワードを盗まれても不正ログインされにくくなる「セキュリティキー(FIDO2対応のUSBキー)」があります。
対応するサービスなら、キーを差し込まないとログインできなくなります。
\ ログインの守りをもう一段強く /
授業・入試・病院への影響と復旧の見通し
授業の休講と再開予定
大学によると、10月2日から10月8日まで全授業が休講です。
対面授業は10月9日以降に再開する予定とされています。
オンライン授業については、システムの復旧状況を見て判断するそうです。
在学生は、大学からの案内をこまめに確認しましょう。
入試の出願・手続期限の延長
入試への影響を受けて、出願期限と入学手続期限は10月22日に延長されました。
出願は17時まで、入学手続は12時までです。
受験を考えている方は、期限の時刻まで間違えないよう注意してください。
最新の募集要項は、大学の臨時お知らせサイトで確認できます。
病院への影響と復旧の見通し
医学部附属病院と獣医臨床センターについては、影響はないと発表されています。
診療が止まるといった心配は、現時点では報じられていません。
一方、復旧のめどは10月5日の時点で立っていません。
バックアップの多くも暗号化されたため、
復旧には時間がかかる見通しです。
今すぐできる個人情報の守り方5つ
対策1:パスワードを見直す
まず、大学のアカウントや登録メールのパスワードを見直しましょう。
同じパスワードを複数のサービスで使い回している場合は、
ここで別々のものに変えておくのが安全です。
長くて推測されにくい文字列にするのがおすすめです。
変更の手順は、大学からの案内が出たらそれに従ってください。
対策2:二段階認証をオンにする
メールやSNS、ネット通販には、二段階認証の設定があります。
パスワードに加えて、スマホの認証など別の確認が必要になる仕組みです。
万一パスワードが知られても、不正ログインされにくくなります。
今のうちに設定画面を開いておきましょう。
対策3:不審なメール・SMSを疑う
氏名やメールアドレスが知られた可能性があるときは、
大学や関係機関を名乗るメール・SMSに注意が必要です。
本物そっくりの偽サイトに誘導される「フィッシング」の手口があります。
メールのリンクは開かず、公式サイトから自分で確認しましょう。
また、パソコンやスマホに対策ソフトを入れておくと、
怪しいサイトを開いてしまったときの備えになります。
パソコンやスマホをまとめて守りたい人には、ウイルス対策ソフトがあります。
3台まで使えるタイプなら、家族の端末もまとめて対策できます。
今の契約が切れていないかも、あわせて確認しておきましょう。
\ 家族の端末もまとめて安心 /
対策4:不審な電話や郵便物に注意する
住所や携帯電話番号が知られた可能性があるため、
知らない番号からの電話や、見覚えのない郵便物にも注意しましょう。
学校や公的機関を名乗って、個人情報を聞き出そうとする例があります。
その場で答えず、いったん切って公式の窓口にかけ直すのが基本です。
また、届いた郵便物の宛名は、捨てる前に消しておくと安心です。
届いた書類の宛名や住所は、捨てる前に隠しておきたいところです。
ローラー式の「個人情報保護スタンプ」なら、
さっと転がすだけで文字を読めなくできます。
\ 捨てる前にさっと消せる /
対策5:相談先を知っておく
不審な連絡が来て困ったときは、一人で抱え込まないことが大切です。
サイバー関連の被害は、警察のサイバー犯罪の窓口や、
情報処理推進機構(IPA)の相談窓口で情報が案内されています。
大学に関する問い合わせは、大学が案内する窓口を使ってください。
公式のお知らせサイトに、最新の連絡先が出ているはずです。
よくある質問
まとめ
大阪公立大学は10月5日、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたと明らかにしました。
約500台のサーバーが停止し、少なくとも13万人分の個人情報が流出した恐れがあります。
- 流出が確認されたわけではなく、10月5日時点では調査中
- 対象は在学生・卒業生で、旧大阪市立大(1995年以降)・旧大阪府立大(2005年以降)も含まれる
- 授業は10月8日まで休講、入試の出願・手続期限は10月22日まで延長
- パスワード見直し・二段階認証・不審な連絡への警戒が今すぐできる対策
大学の公式発表をこまめに確認しながら、
できる対策から一つずつ進めておきましょう。
落ち着いて備えておくだけで、被害のリスクはぐっと減らせますよ。
