残業月45時間の指導が見直されると聞いて、「じゃあ何を守ってくれるの?」と思いませんか。
数字の目安が薄れるぶん、自分の健康は誰が守るのか気になりますよね。
結論から言うと、これから重視されるのは「健康確保措置」です。
具体例は、医師の面接指導、勤務間インターバル、深夜業の回数制限、代償休日・特別休暇、産業医などのフォローの5つが挙げられています。
この記事では、5つの措置がそれぞれ何なのかを整理します。
自分の会社で確認するときのポイントも、あわせて紹介します。
- 見直し後に重視される「健康確保措置」とは何か
- 具体例5つ:面接指導・インターバル・深夜業制限・代償休日・産業医のフォロー
- 会社に求められること(形だけにしない・記録を残す)
- 働く人が自分の会社で確認したいポイント
健康確保措置とは何か
見直しで重視されるようになった背景
厚生労働省は2026年8月19日、労基署による月45時間以内の一律指導を、9月から見直すと発表しました。
見直し後は、会社が36協定で定めた健康確保措置を、実施しているかを重点的に確認する方針とされています。
つまり、残業の数字だけでなく、長く働く人をどう守るかが問われるということです。
その「どう守るか」の中身が、健康確保措置です。
ポイント:法律上の残業の上限(原則月45時間・年360時間、特別条項は年720時間以内・月100時間未満など)は変わりません。
36協定との関係
36協定とは、会社が法定の労働時間を超えて働かせる場合に、労使で結ぶ協定のことです。
特別条項を付ける場合は、健康確保措置も定めることになっています。
協定に書いてあるだけでは意味がありません。
実際にその措置が行われているかが、今回の確認の中心になります。
健康確保措置の話を読むと、自分の休み方も見直したくなりますよね。
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健康確保措置の具体例5つ
措置1:医師による面接指導
1つ目は、医師による面接指導です。
長時間の残業が続いた人に、医師が面談して、健康状態を確認する仕組みです。
面接指導の対象になる条件は、会社の定めによって異なります。
自分が対象になるのか、事前に確認しておくと安心です。
疲れがたまっていないか、睡眠は取れているかといった点を、専門家の目で確認できます。
必要に応じて、働き方の見直しにつなげる役割もあります。
措置2:勤務間インターバルの確保
2つ目は、勤務間インターバルの確保です。
仕事が終わってから、次の仕事が始まるまでに、一定の休息時間を空ける仕組みです。
インターバルの時間は、会社によって決められた長さが異なります。
具体的な時間数は、公式の情報や社内の規定で確認してください。
終電まで働いて、翌朝すぐ出勤するような働き方を防ぐ狙いがあります。
睡眠時間を確保することが、健康を守る基本です。
措置3:深夜業の回数制限
3つ目は、深夜業の回数制限です。
夜遅い時間帯の勤務が続かないように、回数に上限を設ける取り組みです。
深夜の勤務は、体への負担が大きいとされています。
回数を決めておくことで、負担の集中を避けられます。
措置4:代償休日・特別休暇の付与
4つ目は、代償休日や特別休暇の付与です。
長く働いた分を、休みで埋め合わせる考え方です。
残業が多かった月のあとに、まとまった休みを取れる仕組みがあると安心です。
会社によって、名前や内容は異なります。
措置5:産業医・保健スタッフのフォロー
5つ目は、産業医や保健スタッフによるフォローです。
健康状態の相談や、職場の環境づくりの助言などを行います。
5つの措置は、どれか1つだけで十分というものではありません。
組み合わせて使うことで、はじめて働く人を守る仕組みになります。
会社に求められること
形だけにしない
措置を用意するだけでなく、実際に使える状態にしておくことが大切です。
制度があっても、申し出にくい雰囲気だと意味が薄れてしまいます。
たとえば、面接指導の制度があっても、案内が周知されていなければ使われません。
社内での知らせ方や、相談しやすい環境づくりも、大切な要素です。
「形だけ」ではなく、実際に機能しているかが問われる点が、今回のポイントです。
実施の記録を残す
記録が残っていれば、あとから振り返って、制度が役に立ったかを確認できます。
改善点を見つけるためにも、記録は欠かせません。
いつ、誰に、どんな措置を行ったかを記録しておくことも求められます。
記録があれば、労基署にも説明しやすくなります。
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働く人が確認したいポイント
自分の会社の措置を知る
まず、自分の会社がどの措置を定めているかを確認してみましょう。
就業規則や36協定の内容は、人事・総務に聞くと教えてもらえます。
- 面接指導を受けられる条件は何か
- 勤務間インターバルの時間はあるか
- 相談できる産業医や窓口はあるか
つらいときの相談先
長時間労働で心や体に不安があるときは、ひとりで抱え込まないでください。
産業医、会社の相談窓口、労働基準監督署の窓口などが考えられます。
相談することは、決して迷惑をかけることではありません。
早めに動くほうが、結果的に自分も職場も守れることが多いです。
この記事は一般的な情報です。個別の状況については、専門家や公的機関にご相談ください。
見落としやすい点
措置があっても、対象になる条件を知らないと使えません。
条件や申し出の方法は、早めに確認しておくのがおすすめです。
新しい運用の詳しい内容は、今後の公式の案内で更新される可能性があります。
最新の情報は、厚生労働省の発表を確認しましょう。
よくある質問
忙しい時期こそ、休む時間を意識してつくりたいですね。
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まとめ
残業月45時間の指導見直し後は、健康確保措置の実施状況が重視されます。
- 医師による面接指導
- 勤務間インターバルの確保
- 深夜業の回数制限
- 代償休日・特別休暇の付与
- 産業医・保健スタッフのフォロー
働く人としては、自分の会社がどの措置を定めているかを確認しておくと安心です。
数字の目安が薄れても、自分の健康を守るための仕組みは、ちゃんと確認できます。
気になるときは、早めに相談してみてください。
参考にした情報
株式会社HRマネジメント:残業45時間ルールはどう変わる?
アドバンスニュース:残業月45時間以内の一律指導を見直し
