電気代がまた上がると聞いて、不安になっている方も多いですよね。
いつから、いくら上がるのかが分かれば、早めに対策できます。
結論から言うと、11月1日から託送料金が改定され、電気料金が上がる見込みです。
標準的な家庭では、小売事業者が料金に反映した場合、最大で月239円の上昇になると報じられています。
この記事では、何が変わるのか、どれくらい上がるのか、今から家庭でできる備えを整理します。
この記事で分かること
- 託送料金の改定が始まる日と、上がる理由
- 標準的な家庭での値上がりの目安
- 電力会社ごとの動きと、確認すべき点
- 冬に向けて家庭でできる電気代の見直し方
11月1日からの託送料金改定とは
託送料金は電気を送るための利用料金です
託送料金とは、発電所から家庭まで電気を届ける送配電網の利用料金のことです。
電気を売る小売電気事業者が、送配電事業者に支払い、その費用が私たちの電気料金に含まれています。
つまり、託送料金が上がると、電気を使う量が同じでも、請求額が上がる可能性があります。
改定の発表と理由
東京電力パワーグリッドは、9月4日に託送料金の値上げを発表しました。
経済産業省が値上げを承認したことを受けたもので、11月1日から実施されます。
理由として挙げられているのは、物価高や金利の上昇による、資材費や人件費などのコスト増です。
送配電網の維持にかかる費用が増えていることが背景にあります。
標準的な家庭への影響は最大239円
共同通信の報道では、小売事業者が値上げ分を価格に転嫁した場合、標準的な家庭の電気料金は最大で239円上がる見込みとされています。
ポイント:239円は「最大」の目安です。転嫁の仕方は小売事業者ごとに違うため、実際の請求額は契約先の案内で確認する必要があります。
なお、この金額は東京電力パワーグリッドの管内での目安です。
託送料金の見直しは、全国の一般送配電事業者で進められています。
月239円と聞くと小さく感じますが、1年続くと考えると見え方が変わります。
239円に12か月をかけると2,868円、254円なら3,048円になります。
ここに食品などの値上がりも重なるため、家計の見直しは早めに始めたいところです。
電気料金は、託送料金のほかに、燃料費調整額や再エネ賦課金などでも毎月変わります。請求額の増減すべてが、この改定だけによるものではありません。
値上がりの前に、まず家の中でどの家電が電気を使っているかを知っておくと対策しやすくなります。
ワットチェッカーを使えば、コンセントにつないだ家電の消費電力を数字で確認できますよ。
\ 使っている電気を数字で見える化 /
電力会社ごとの動きと確認すること
東京電力エナジーパートナーの発表
東京電力エナジーパートナーは、8月31日に、11月1日から託送料金の見直しを電気料金に反映する予定だと発表したと報じられています。
その後、9月29日に新しい料金単価が公表されました。
解説記事によると、従量電灯B・30A・260kWhのモデル家庭で、月額は9,307円から9,561円になり、254円の増加とされています。
共同通信の「最大239円」と数字が違うのは、計算の前提が異なるためです。
ほかの電力会社も新しい料金を公表
電力会社各社の発表をまとめた解説記事では、大手電力10社のうち9社が、9月29日時点で新しい料金を公表しています。
モデル家庭の増加額は、会社によって254円から590円までと幅があります。
北陸電力については、同じ時点で改定の発表が確認されていないと紹介されています。
ご自身の契約先の最新情報を、公式サイトで確認してくださいね。
契約中のプランを確認しましょう
東急パワーサプライなどの小売事業者も、託送料金の改定を受けて、電気料金単価の見直しを検討していると案内しています。
従量電灯のほか、低圧電力や夜間向けのプランも対象になる場合があります。
確定した金額は、各社が決まり次第、あらためて案内するとしています。
お知らせのメールやマイページを見落とさないようにしましょう。
契約先の電力会社のマイページには、過去の使用量が表示されることが多いです。
去年の11月や12月の使用量を見ておくと、今年の冬の請求額をイメージしやすくなります。
冬に向けて今からできる電気代の見直し
待機電力と使用時間を見直す
まずは、使っていない家電のコンセントを抜く、長時間つけっぱなしの機器を減らすといった基本から始めましょう。
電源タップのスイッチを使えば、まとめてオフにできて手間が減ります。
ワットチェッカーで測ると、意外な家電が電気を使っているとわかることもあります。
照明を見直す
電球が白熱電球や蛍光灯のままの部屋は、LED電球に替えることで、消費電力を抑えられます。
よく使う部屋から順に替えていくと、無理なく進められますよ。
照明はすべての部屋で毎日使うので、見直しの効果が出やすい場所です。
まずは使用時間の長いリビングや廊下の電球から、LED電球に替えてみてはいかがでしょうか。
\ 毎日使う照明から省エネ /
寒さ対策は電気に頼りすぎない
冬は暖房の使用が増え、電気代が上がりやすい季節です。
厚手のカーテンや重ね着で部屋の暖かさを保つと、暖房の負担を軽くできます。
設定温度を1度見直すだけでも、使う電気の量は変わってきます。
見直しは、一度にすべてやろうとしなくて大丈夫です。
まず消費電力を測り、次に照明を替え、最後に暖房の使い方を整える、と順番に進めると続けやすいです。
家族がいる場合は、使い方のルールを共有しておくと効果が出やすくなります。
たとえば、最後に部屋を出る人が電気を消す、使わないテレビは主電源を切る、といった簡単な約束です。
よくある質問
まとめ
電気代は、11月1日の託送料金改定で上がる見込みです。
- 改定の開始日は11月1日
- 標準的な家庭では最大239円の上昇と報じられている
- 電力会社ごとに金額が違うため、契約先の案内を確認する
- 家電の消費電力やLED照明を見直して備える
値上がりの幅は小さく見えても、毎月のことなので積み重なります。
今のうちに、契約内容と家の電気の使い方を確認しておきましょう。
